心配事があるから心配するんじゃなく、心配したいから心配する
こんにちは、タヌキのユキチです♪ヽ(´▽`)/
知的障害のキララがまだちいさい頃、ユキチは悟ったことがあります。
それは「人間は心配したいから心配する」ということです。
子供に障害や発達の遅れがあると、何かと心配事が多いと思うでしょうが、ユキチはあんまり心配事で悩んだ記憶がありません。
子供が小さいうちは忙しくて、心配する暇がありませんでした。
キララが少し大きくなって、発達の遅れがはっきりしてくると、今度は発達支援センターや病院に通うようになるので、悩みや質問はそこでするようになります。すると日常生活であれこれ悩んだり心配する必要はあんまりないんです。
だって、やれることはやってるから。
普通の子の親の、普通の心配がフシギにみえた話
キララがまだ5歳の頃、あるママ友さんと子供の話をしてました。
ママ友さんの子供はキララと同い年で、発達の遅れはありませんでした。
何かの話の流れで、ママ友さんが「うちの子、心配なの」と語り出しました。
ユキチは「心配があるっていうことは、何か病気でも見つかったのかな?心臓病とか?!病院で心音がおかしいって言われたのかな?!」と思いました。
少しドキドキしました。そして相手に寄り添ってあげたいと思いました。
そのママ友さんは「この子、自分からお友達に話しかけるのが苦手なの」と言いました。
・・・・・・・・。
その時ユキチは・・・。
ユキチは・・・。
申し訳ないけど、「それって心配事?」って思いました。
だって五体満足で、自分でお話もできて。
自分から話しかけられない人見知りの子なんてたくさんいるし。
本人はそりゃあ、さびしい思いをするかもしれないけど、大きくなれば克服することだってできるでしょう?
頭にきたとか、そういう意味ではなく、単純にあっけに取られました。
「子供の心配って、一生付き合っていく障害とか病気とか、そういうものだと思ってた」
でも、そうじゃないみたい。
もう一つ、友達から聞いた話です。
友達の子は生まれつきの障害があります。ある日、健常児と思っていた子供のお母さんが、「子供の歯が心配」と話し出しました。
「もしかして、生まれつき永久歯が生えない体質、とかなのかな?」と友達は思いました。
そしたら、「いとこより歯が抜けるのが遅い」という話だったそうです・・・。
ポカーン・・・。
心配して治るなら安いもの
友達はそのエピソードを話してくれた後に、
「あのね、心配して子供が治るなら、1万回でも100万回でも心配するよ?!でも、治らないじゃん。だったら心配してる暇なんかないよね」
と言いました。
ユキチはその通りだと思いました。
障害や病気が見つかった、最初の時期はそりゃあ心配するでしょう。
心配で夜も眠れないかもしれません。
でも子供が小さい頃は、眠れる時に寝ないと体が持ちません。
本当に心配したくなるような事態が現実に起きた時、人は意外と心配する暇なんかないのです。
タヌキのユキチはその時悟りました。
心配してる人ってヒマなんだ・・・。
あるいは心配することで、何かいいことがあるから心配するんだなぁ。
だって、心配してると、誰かが優しくしてくれるもの。話を聞いてくれるもの。
心配って、本来は自然とわき上がってくるものだと思います。
本当に不安なことがあって、ドキドキして、頭を離れないこともあると思います。
でも、世の中の「心配ごと」の7〜8割はヒマだからじゃないかなあ。
あるいは「困っているヒト」になって、誰かに話を聞いてもらいたいだけ。
それって、「心配ごと」はダミーで、本当は「さびしい」だよね?
だったら「心配ごと」を理由にしないで、普通におしゃべりしたらいいのに。
知らないうちに「心配な子」にされてる子供は、いい迷惑だと思うぽん。
「心配して子供が治るなら、1万回でも100万回でも心配するよ?!でも、治らないじゃん。だったら心配してる暇なんかないよね」
これ、障害や病気を持った子供の親の、本音だと思います。
でも、誰もがすんなりこう言えるわけじゃないです。
こう言えるまで、何年もかかる親はたくさんいます。
心配してる暇なんかないってわかったら、「じゃあ、笑おう!!」って思います。
そうなると親は元気になるし、子供にも笑顔が増えます。
どうせ同じ障害なら、どうせ同じ病気だったら、少しでもたくさん笑ったほうがいいじゃん!
みんな、笑おう!!
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ありがとうございました♪ヽ(´▽`)/
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