Youtubeに音声動画をアップしてあるので、書き起こしと一緒に紹介します。
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はじめまして、オガワユキコと言います。
北海道で2人の女の子を育てています。
上の子が中学生で、知的障害があります。
けっこう重度で、発達年齢はだいたい3歳くらいです。
中身が3歳の中学生のお姉ちゃんと、下の小学生は定型発達、いわゆる普通の子です。
私は子供を産むまで、障害について興味関心があったわけでは無いんですが、自分の子供が知的障害を持っていたことから、障害というものに興味を持ちました。
それで、将来自分の子供がどんな人生を送るのかを知りたくて、成人向けの通所施設で働きました。
生活介護事業所という、比較的重い障害の方が通う場所です。
そこで自閉さんとかダウンちゃんとか、いろんな方と接して、自分なりに色々と考えて、たどり着いた結論は、障害というものに対する社会の意識を変えたいということでした。
障害というのは本当に多岐にわたっていて、例えば目の不自由な方とか、耳の不自由な方とか、体が不自由で車椅子を使っている方とか。うちの子みたいに知的障害があるとか。
また自閉症スペクトラムの方でも、自閉症だけだったり知的障害を併発しているとかで変わってきます。
私は・・・、主に知的障害がある方。ダウン症とか自閉症の方とかが、大好きなんです。
一緒にいると気持ちがリラックスします。
安心できるし、すごく楽しいし、一緒にいるのが好きなんです(笑)
私から見ると、そういう生まれながらに障害を持った方って、とても魅力的なんだけれども、社会一般的には、まあ、大変な人とか、かわいそうな人とか、あるいは障害があるけど頑張っているとか。
とにかく「障害がある=ネガティブ」というイメージがありますよね。
それ自体、「障害があると大変」ということ自体は否定しないです。
一般的な方ができることができないわけですから、他の方の手が必要だったりして、大変のは正直大変なんですよ(笑)
そこは否定しないんですけれども、ネガティブだけでは無いっていうことをすごく言いたくて。
単純に「天使だね」とか「心がきれいだね」と言えば・・・それが間違いではないんですが、そういう単純な言葉だけではすまないくらいに、すごく人間臭いし、すごく一緒にいると楽しい。本当に心がほぐれていくような力があります。
そういうことをもっと社会に知って欲しいし、とりわけ障害があるお子さんを産んで育てているお父さん、お母さんに知って欲しいなあと思っています。
どうしてかというと、お母さんて一人で悩んでいたり、子供の障害は自分のせいなんじゃないかと思ったりとか、あるいは、どうしてうちの子が、どうして私がって思っていたり、けっこう辛い思いを一人で抱えていたりすると思うんです。
それはそうなりがちだし、そう思うのはある意味当たり前なんですけれども。
でも、私からすると、障害があるってそんなに嘆くようなことじゃないよ。と思うんです。
子供って、障害なく、五体満足で産まれてきても、例えば学校に上がってからいじめにあったらどうしようとか、勉強についていけなかったらどうしようとか、お友達ができきなかったらどうしようとか。
普通のお子さんを持つ親御さんは、やっぱり悩むんですよ。
順調に学校生活を経て会社に入ったとしても、いつどこで人生につまずいて引きこもっちゃうか分からない。あるいはうつ病みたいになっちゃったり、そうじゃなくても、本当に心も体もボロボロになりながら非正規で仕事をして先が見えないとか。
だから障害があったら大変だっていう、その点は否定しないんですけれど、障害がなかったら人生楽なのか?っていったら、全然そうじゃないですよね。
どっちにしたって大変だし、どっちにしたって心配なんですよ(笑)
っていうことを言いたい。
だからもし、お子さんに障害があったなら、それは「たいへんが先に来たんだな」くらいに思っていいんじゃないかな?
と私は思うんですよ。
もちろん障害の種類とか度合いで、大変さは違うので、「そんなに簡単に言わないでよ」って思う人もいるかもしれませんが。
でも障害があるお子さんを産み育てることって、そんなに悲観的なことばかりじゃないし、もっと良い面を観たら良いのに。って思います。
そうしてお母さんが明るくなって、自分のお子さんを「ああ、かわいいかわいい、大好き〜♡」って向き合えるようになると、子供さんが安定するんですよ。
障害があるお子さんはやっぱり繊細なので、お母さんの精神状態って影響が大きいんですね。
私が娘の周りの子供さんとか、お仕事をしていた生活介護事業所でいろんな方を拝見して思うのは、お父さんお母さんや周りの方が、その子の障害を受け入れてくれると。
「この子は・・・例えば知的障害、あるいはダウン症、あるいは自閉症という障害が、ある。」
「できないことはこれとこれとこれ。苦手なことはこれ。根気もない。言うことも聞いてくれない(笑)
だけど、本当に可愛いし、すごく素直だし、私のことをすごく大好きって言ってくれるし、まっすぐな瞳で『お母さん好き』っていう気持ちをいつも向けてくれる。こんなにかわいい子は他にいないんだから、この子は障害があるけれど、この子はこれで良いんだ。この子はこれで、わたしの子供なんだ。」
って、障害ごとひっくるめてその子供を受け入れられるようになると、お子さんはすごく安定するんですよ。
気持ちが安定すると、学校や社会でも落ち着きやすいし、本人にとっても良いんです。
だから私がお母さんに対して、
「障害があるってそんなに辛いことばっかりじゃないよ、あなたのお子さんはかわいいでしょう?めちゃめちゃ可愛いでしょう?」
って言いたいのは、ぶっちゃけちゃうと、お母さんのためじゃなくて、お子さんのためです(笑)
私はやっぱり障害を持った方が好きなので、障害を持った一人一人が幸せになって欲しいと思うので、お母さんの意識をそのために変えたい。少しでも変えたいなと思っています。
そういうことを少しずつ話していけたら良いなと思っています。
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