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人から可愛がられるために特別なものはいらない。

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  こんにちは、タヌキのユキチです♪ヽ(´▽`)/ 前回、障害がある人もない人も、 「可愛がられ力」 が本人を守ってくれると書きました。 今回は、「可愛がられ力」を自分の子供に身につけさせる方法を書いていきます♪ 可愛がられ力の正体とは? 「可愛がられ力」 とは、「なんとなく構いたくなる、一緒にいたいと思う、顔を見たくなる」そんな魅力のことです。これがあると、自分で身の回りのことができなかったり、意思を言葉で伝えることが苦手な人でも、自然と周りの人に助けてもらえます。 では可愛がられ力の正体とはなんでしょう?身につけるにはどうしたらいいのでしょう? 実は、可愛がられ力は、身につけるものではないのです! おさえる事はできても、身につける事はできません。なぜならみんな持っているものだからです。 引くことは出来ても、足すことは出来ないのです。 ユキチは生活介護で働いていた時、「可愛がられ力」のつよい利用者さんをジーッと観察していました。 そういう利用者さんは、実は手がかかる方が多かったりします。 気分屋で言うこと聞いてくれなかったり、他害行動(他者に危害を加える)があったり。 でもそういう方って、ふと見せる笑顔がとても魅力的な方が多いのです! はっきりいって、めちゃめちゃかわいいです!! 笑顔を見ると、いろんなことが吹っ飛んでしまいます。 そういう方はみんな、自分を偽ったりしません。 やりたくないのにやるとか、嬉しくないのに笑うとか、そんなことはないのです。 (嫌々やる時は、ちゃんと嫌そうにやって、すぐ逃げます 笑) ユキチはだんだん分かってきました。 その人の内側がそのまま表にあらわれた時、人は魅力を感じるのです。 そのままの自分が、一番魅力的ということです♪ヽ(´▽`)/ 「大好き」は「そのままのあなたでいい」のメッセージ 可愛がられ力が高い人には、ある共通点があります。 自分に素直だということです。 これ、親や先生に素直なわけではない、というところがミソなんです。 親や先生に、じゃなくて自分に素直。 ということは、親や先生にとっては都合が悪いこともあります。でもそんな時にも自分をおさえることなく表現する。 そういう人は確かに「困ったなー」という場面もありますが、反対に笑ったときの笑顔がこの上なく魅力的だったりします。 「いや」を表現する時も心から。「楽しい」を表現す

これさえ身につければ、人生なんとかなる!

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こんにちは、タヌキのユキチです♪ヽ(´▽`)/ 今日は障害があるキララのために、ユキチがずっと考えてきたことを教えます! それは「障害がある子に何を身につけさせれば将来安心なのか?」ということです。興味あるでしょう?? 能力よりも魅力が本人を助ける 答えはずばり、 可愛がられ力 です! なんとなく気になってしまうとか、挨拶したくなるとか、顔を見たくなる、声をかけたくなる、今日も元気かなー?と思う、などなど。 どこにいても気にかけてもらえる、可愛がってもらえる、そういうものが 「可愛がられ力」 です。可愛がられ力があると、本人が話せなくてもちょっとした体調の変化に気付いてもらいやすいです。可愛がられ力があると困っている時に気づいてもらいやすいです。 可愛がられ力があると、どこにいてもちゃんと居場所が見つかります。 ユキチはまだキララが3〜5歳の頃は、将来のために何を身につけさせたらいいのだろうと考えていました。 平仮名の読み書きくらいはできたほうがいいのかな? 蝶々結びまでできるようになるかしら? というように、「何ができるか?」ということを基準に考えていたんです。 そんなある日、とある講演を聞きに行く機会がありました。 講師の方は特別支援教育に長年携わっていて、成人したご自身のお子さんにも自閉傾向がある方でした。 その方が将来の就労のために、大切なことは何かということを話してくれました! ユキチはドキドキして聞きました。ずっと知りたかったことを教えてもらえるのです。 平仮名でしょうか?蝶々結びでしょうか? まだキララには難しいけど、頑張れば18歳までに出来るようになるかもしれませんよ。 その講師さんが言うには、就労する上で一番大切なことは・・・。 まず、毎朝決まった時間に起きて、遅刻しないで職場に行けること。 次に、職場の人たちと仲良くできること。 ・・・・・・。 ポカーーン・・・。 キララ、保育園にてクリアしています・・・。 っていうか、それって障害は関係ないですよね?! 健常者でもできてない人、いますよね?! ユキチは頭が真っ白になってしまいました。 福祉の現場で見たこと、考えたこと その後、大人の障害者が通う生活介護事業所というところで働きはじめたユキチは、いろいろな人を見ました。 おしゃべりが好きな人、お話しできない人(発語がない、と言います)。 年齢が高い

言いたいことは一つだけど、伝わらないから何度も言おう。

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  こんにちは、今日は前から買いたかった本を買いました♪ヽ(´▽`)/ 心屋仁之助さんの最後の本です。 心屋さんは「いいこと言ってるなあ〜」と思ってたけど、ユキチは気まぐれなので読んだり読まなかったりでした。 心屋さんはたくさん本を出してるけれど、結局言いたいことは一つか二つだと思います。 たくさん本を出してるのは、言いたいことがなかなか伝わらないから、手を替え品を替えているだけなんだろうな、と勝手に思ってます。 ユキチも言いたいことは一つか二つです。 でも言おうとしてもなかなか伝わらないです。 ユキチの場合、心屋さんと違って言うのがヘタなのもあります。 だからたくさん言おうと、改めて思ったのでした。 子供はかわいがって育てよう 障害が重くても軽くても、あっても無くても、子供は可愛がって育てましょう。 なぜなら、かわいがって愛情をたっぷりあびて育った子は、そのあと、愛情を受け取るのも、あげるのも自然にできるように育つからです。 友達や世界に 「好き」 と表現することを臆さないし、友達や世界からの好意や恵みも 「ありがとう」 と自然に受け取れます。 ユキチはそれを「愛情の循環」と呼んでます。 愛情の循環がたくさんできる人は好かれます。 だって一緒にいて気持ちがいいですよね。 目の前の人があなたに向かって笑顔を見せてくれたら、それは 「ここにいていいよ」 と言うメッセージです。 人間って、群れをつくる生き物でしょう? 「ここにいていいよ」 って言うメッセージは、この上なく人を安心させてくれるものだと思うんです。 だから笑顔は、人が人にあげられる最高のギフトだと、ユキチは思っています。 できないから見えるものがある 人間って、なんでもできますよね。 ユキチは人間になった最初の頃、たくさんビックリしました!! タヌキが逆立ちしても絶対できないことをみんながやっていたからです。 ユキチも「できる」ことを増やして人間の役に立ちたいと思いました。 そしてがんばって、いろんなことができるようになりました。 できることが増えるたびに、自分の価値も増えたような気がしました。 でも20歳から人間をスタートしたユキチには、限界があります。それでも、「できる」ことがゼロじゃないから、自分の価値もゼロじゃないと思いました。 でもそれも、キララを産んだら変わりました。 キララは知的障害があって、

心配事があるから心配するんじゃなく、心配したいから心配する

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  こんにちは、タヌキのユキチです♪ヽ(´▽`)/ 知的障害のキララがまだちいさい頃、ユキチは悟ったことがあります。 それは「人間は心配したいから心配する」ということです。 子供に障害や発達の遅れがあると、何かと心配事が多いと思うでしょうが、ユキチはあんまり心配事で悩んだ記憶がありません。 子供が小さいうちは忙しくて、心配する暇がありませんでした。 キララが少し大きくなって、発達の遅れがはっきりしてくると、今度は発達支援センターや病院に通うようになるので、悩みや質問はそこでするようになります。すると日常生活であれこれ悩んだり心配する必要はあんまりないんです。 だって、やれることはやってるから。 普通の子の親の、普通の心配がフシギにみえた話 キララがまだ5歳の頃、あるママ友さんと子供の話をしてました。 ママ友さんの子供はキララと同い年で、発達の遅れはありませんでした。 何かの話の流れで、ママ友さんが「うちの子、心配なの」と語り出しました。 ユキチは「心配があるっていうことは、何か病気でも見つかったのかな?心臓病とか?!病院で心音がおかしいって言われたのかな?!」と思いました。 少しドキドキしました。そして相手に寄り添ってあげたいと思いました。 そのママ友さんは「この子、自分からお友達に話しかけるのが苦手なの」と言いました。 ・・・・・・・・。 その時ユキチは・・・。 ユキチは・・・。 申し訳ないけど、「それって心配事?」って思いました。 だって五体満足で、自分でお話もできて。 自分から話しかけられない人見知りの子なんてたくさんいるし。 本人はそりゃあ、さびしい思いをするかもしれないけど、大きくなれば克服することだってできるでしょう? 頭にきたとか、そういう意味ではなく、単純にあっけに取られました。 「子供の心配って、一生付き合っていく障害とか病気とか、そういうものだと思ってた」 でも、そうじゃないみたい。 もう一つ、友達から聞いた話です。 友達の子は生まれつきの障害があります。ある日、健常児と思っていた子供のお母さんが、「子供の歯が心配」と話し出しました。 「もしかして、生まれつき永久歯が生えない体質、とかなのかな?」と友達は思いました。 そしたら、「いとこより歯が抜けるのが遅い」という話だったそうです・・・。 ポカーン・・・。 心配して治るなら安いもの 友達はそのエ

YouTubeに2回目動画をアップしました

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YouTubeに2回目動画をアップしました。 実はこのブログ開設前にアップしてありました(ノД`) 内容は、子供の障害を受け入れることについて。 ユキチが自分の娘、キララの障害を受け入れるまでを話しながら、「障害受容」について話してます。 本当は書き起こしをしようと思ってたのですが、手が回らないからやめた……ヽ(・∀・) 30分くらいの静止画で、おしゃべりしてます。 ながら聞きしてください〜♫ ランキングに参加しています。 応援お願いします(o^^o) 人気ブログランキング ありがとうございます♫

障害があると不幸なの?

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こんにちは、たぬきのユキチです♪ヽ(´▽`)/ 今日は障害のあるお子さんを育てる方のために、こんなテーマで書いてみます。 題して 「障害があると不幸なの?」 ユキチが知的障害のあるキララを育てている経験と、生活介護という障害者向けの通所事業所で働いた経験から書いていきます♪ 現代日本では生活が保障される まず最初に言いたいのは、 今の日本社会では障害があっても路頭に迷うことはありません。 確かに障害者年金は安心できる額とは言えませんし、障害の程度によっては仕事ができない人も多いでしょう。 「自分の死後、この子はどうなるんだろう?」 と心を痛める親御さんは少なくないと思います。 でも、行政とつながりさえすれば、今の日本で路頭に迷うことはまずありません。 例え身寄りがなく、お金がなくても、生活保護を受けて、グループホームや施設入所をして暮らしている方はたくさんいます。ユキチもそういう方とたくさん関わりました。 人の幸せって、なんだと思いますか? ユキチは「幸せ」って、状態じゃなくて「感情」を表す言葉じゃないかなぁ、と思います。だから幸せは、固定されるものじゃなくて、流れるものです。 さっき「幸せ」だと思っていたのに、今は不安でいっぱいとか。そんなものじゃないかなぁ。 だから、「嬉しいな」とか「楽しいな」とか「幸せだな」と思っている時間が長ければ、その人は「幸せな人」と言っていいと思っています☆ そして「幸せ」に大切なものが、「安心できる場所と人間関係」です。 グループホームや施設での生活は、自分で生活する一般的な人に比べれば自由度も低いし制限があります。でも安心できます。リラックスできます。制限がある中で、自分なりの楽しみを見つけることはできます。だから周りの人がちゃんと環境を整えてあげれば、障害があっても不幸になるとは限らないのです。 障害があると辛い目にあう? 「障害があるといじめられるんじゃないだろうか?」 と心配する方も多いと思います。 でも断言します。 子供は重い障害がある子をいじめません! キララは小学校の時、地域の小学校に通いました。もちろん特別支援学級です。言葉もはっきり喋れない、運動も苦手なキララに対して、クラスのみんなは優しくしてくれました。運動会や学芸会の時は、どんな工夫をしたらキララも参加できるか、みんなで考えてくれました。あきらかな障害がある子
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 Youtubeに音声動画をアップしてあるので、書き起こしと一緒に紹介します。 🌟 🌟 🌟 🌟 🌟 はじめまして、オガワユキコと言います。 北海道で2人の女の子を育てています。   上の子が中学生で、知的障害があります。 けっこう重度で、発達年齢はだいたい3歳くらいです。 中身が3歳の中学生のお姉ちゃんと、下の小学生は定型発達、いわゆる普通の子です。   私は子供を産むまで、障害について興味関心があったわけでは無いんですが、自分の子供が知的障害を持っていたことから、障害というものに興味を持ちました。 それで、将来自分の子供がどんな人生を送るのかを知りたくて、成人向けの通所施設で働きました。   生活介護事業所という、比較的重い障害の方が通う場所です。   そこで自閉さんとかダウンちゃんとか、いろんな方と接して、自分なりに色々と考えて、たどり着いた結論は、障害というものに対する社会の意識を変えたいということでした。 障害というのは本当に多岐にわたっていて、例えば目の不自由な方とか、耳の不自由な方とか、体が不自由で車椅子を使っている方とか。うちの子みたいに知的障害があるとか。   また自閉症スペクトラムの方でも、自閉症だけだったり知的障害を併発しているとかで変わってきます。   私は・・・、主に知的障害がある方。ダウン症とか自閉症の方とかが、大好きなんです。   一緒にいると気持ちがリラックスします。 安心できるし、すごく楽しいし、一緒にいるのが好きなんです(笑)         私から見ると、そういう生まれながらに障害を持った方って、とても魅力的なんだけれども、社会一般的には、まあ、大変な人とか、かわいそうな人とか、あるいは障害があるけど頑張っているとか。 とにかく「障害がある=ネガティブ」というイメージがありますよね。   それ自体、「障害があると大変」ということ自体は否定しないです。 一般的な方ができることができないわけですから、他の方の手が必要だったりして、大変のは正直大変なんですよ(笑)   そこは否定しないんですけれども、ネガティブだけでは無いっていうことをすごく言いたくて。   単純に「天使だね」とか「心がきれいだね」と言えば・・・それが間違いではないんですが、そういう単純な言葉だけではすまないくらいに、すごく人間臭いし、すごく一緒にいると楽しい